少し時間が経ってしまいましたけれど、2013年11月3日と4日に奄美で公演をしてまいりました。
3日の「奄美群島日本復帰60周年 瀬戸内町記念事業 音楽フェスティバル」は1000人以上の方に集まっていただき大盛況のうちに終えることが出来ました。
その時の様子は南海日日新聞さんが記事にしてくださいましたのでご覧ください。
http://www.nankainn.com/kiji/back13-1102-1108.htm#月
少し下の方に記事はあります。
そして、翌日4日にはプライベートに近い形で、私の生まれ故郷である加計呂麻島の花富集落の公民館で公演をさせていただきました。
花富集落公民館に着くと、集落の方達が太鼓を持って花道を作って待ってくださり驚いてしまいました。
そして公民館の中に入ると、花富にこんなに人がいるのかと思うほどの約50人の方達が既に集まってくださり、さらに驚きと共に感動がこみ上げてきました。
公演では皆さんのリクエストに応える形で約20曲ほど歌わせていただきました。
長時間のステージにも関らずお客様は皆さんずっと静かに聴き入っておられました。
「ああ、奄美の人々は島唄を求めている」のだと、ひしひしと感じました。
「方言を使える人の唄を久しぶりに聞いた」と涙を流してくださる方もおられました。
今の自分があるのは、生まれ育った、この花富集落のおかげだと思っています。
花富で生まれて育ったからこそ、島唄を歌う事ができたのです。
公演後に島の人々の満足した顔を見た時、やっと島への恩返しが出来たと本当に嬉しく思い涙が出ました。 是非また島で歌いたいと思いを新たにしています。
文:朝崎郁恵